JR新富士駅ステーションプラザからお届けするビューロースタッフの奮戦記

JCCBの部会in函館 その2

JCCBとは、日本コングレスコンベンションビューローの略で、日本中のコンベンション誘致団体、市などが加盟している日本で唯一の団体です。

年に数回、コンベンション誘致に向けた勉強会と交流会を兼ねた部会が開催され、今年度の第1回は函館で行われているのです。

今回の部会の大きなテーマは「インセンティブ旅行の誘致」についてです。


インセンティブ旅行・・・皆さん耳慣れない言葉だと思います。意味は、企業の業績に応じて行う褒賞旅行のことで、売上の多い営業マンやその家族などを企業が旅行に連れていってくれることを指します。

では、全国のビューローがなぜインセンティブ旅行の誘致に力を入れているのか?

それは、企業が旅行代金を出してくれるので、お土産などの消費量が多いこと、表彰式などアトラクションへのお金の使い方が派手など、誘致地域への経済波及効果が高いことが上げられます。

そのほかにも、誘致までの期間が短かく、今年駄目でも来年来てくれる可能性があるなど、通常のコンベンション誘致と違い短いスパンでの営業効果が見られることも理由の一つにあります。

今回事例発表した札幌国際プラザでは、韓国、台湾からの誘致に成功し、中でも某有名自動車企業の1つの旅行だけで、4億円超の経済効果があったそうです。

うーん、さすがコンベンションにおいても先進都市札幌、インセンティブ旅行もけた違いです。

全国のビューローの皆さんとの交流も、皆さんの観光情報に対するアンテナの高さを感じながらの楽しいものでした。


2日目は、函館市内の名所を巡り終了。
函館国際観光コンベンション協会、函館市コンベンション推進課の皆さん、素晴らしい天気と、抜群のコーディネート、案内をありがとうございました。

今回JCCBの部会は初参加でしたが、全国の皆さんとのつながりを持つことができ大変有意義なものでした。

今回の部会参加で、コンベンション誘致以上に富士地域にチャンスがあるのが、インセンティブ旅行誘致であることを確信し、函館空港を後にしました。
(matsu)


2009-05-15|スタッフのつぶやき