作品詳細
第11回富士山百景写真コンテスト
- グランプリ
- タイトル: 台風一過
- エリア: 富士川地区(平地)
- 撮影者: 伊藤清治さん
- 評:
- 台風がもたらした濁流が、富士山に向かって挑戦するように跳ね上がっています。おそらく自分が納得する飛沫になるまでこのタイミングを待った事でしょう。チャンスを待ち続けた執念に敬意を払います。加えて笠雲が富士山に取り付き、富士山上空の風が強いことも分かります。富士に笠雲がかかると天気が崩れると言われていますが、この笠雲があるからこそ、台風一過とはいえ予断を許さない状況が見て取れて、日本の気象の複雑さを表しています。ただ美しいだけでなく、緊張感のある作品に仕上げた点が素晴らしいですね。