作品詳細
第17回富士山百景写真コンテスト
- グランプリ
- タイトル: 火口を廻る
- エリア: 富士山登山道
- 撮影者: 勝亦 裕さん
- 評:
- 富士山は古来から信仰の対象として崇められてきましたが、天空の星々もまた神話などの題材となっています。このことから、富士山の神・木花之佐久夜毘売と、北極星の化身・妙見菩薩が顔を合わせているようにも感じました。これは登山道から山頂と北極星を仰ぎ見ることで、富士山そのものの視点となっているからこそ浮かんできた物語。富士山を語る時、「悠久」との枕詞がよく付きますが、この作品にはまさに悠久たる神話の世界が広がっています。